2024年10月19日号 |
地域で楽しむ
角間川町秋まつり
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角間川コミュニティ会議(本間和也会長)の第4回角間川町秋まつりが12日、角間川公民館で開催された。舞台発表や展示コーナーがあり、多くの地域住民らで賑わった。
舞台発表では、太極拳角間川の太極拳演舞で幕を開けた。24式太極拳「しちゅうへの道」や扇を使った太極扇「ラストダンス」を披露した。
三門流舞踊愛好会は「あわゆきの橋」や「花まるあげる」、好友会杉山教室は「サキホコレ音頭」、「二輪草」などの舞踊を披露した。
県無形民俗文化財「願人踊」を継承する八郎潟町の郷土芸能団体「一日市郷土芸術研究会」も駆けつけた。
願人踊はリズミカルな歌に合わせ両腕を勢い良く振り上げる「一直(いっちょく)踊り」と、歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」を題材にした寸劇で構成される。色鮮やかな衣装を身に付けた一行が軽妙な踊りと寸劇を披露すると、会場からは盛大な拍手が沸いた。
男鹿市の和太鼓団体「恩荷」による「なまはげ太鼓」もあった。なまはげ太鼓は民俗芸能「男鹿のナマハゲ」と和太鼓演奏を組み合わせた郷土芸能で、和太鼓を持ち上げ演奏したり、ステージから飛び出すなどナマハゲの勇ましい姿に会場は大盛り上がり。ナマハゲの迫力に小さい子ども達が泣いてしまう場面もあったが、力強い太鼓演奏に拍手をして楽しんでいた。
趣味の部屋では「わたしの『お宝と創作品』展示コーナー」を設置。角間川聖人と呼ばれた落合東堤(1749―1841)が幼少期に使い勉学に励んでいたとされる初公開の「おんつぁま机」や孔子の子孫といわれている孔慶貴書、本郷家や北島家、荒川家を描いた武部幸夫さんの絵画などが並び、来場者は興味深そうに展示品を眺めていた。
玄関正面には、角間川保育園の生け花も展示され、来場者を出迎えた。
来場した60代男性は「年に1回の素晴らしいお祭りだと思う。芸能発表も楽しかったし、貴重な品々が展示されていてびっくりした」と話した。
※写真は
リズミカルな歌に合わせて「願人踊」
角間川保育園による生け花も
迫力ある「なまはげ太鼓」
演舞を披露する太極拳角間川のメンバー
貴重な品々が並ぶ展示コーナー
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