2024年11月7日号 |
松田氏が無投票再選
美郷町長選挙
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任期満了(27日)にともなう美郷町の町長選挙が5日告示され、現職の松田知己氏(61)=無所属=以外に立候補の届け出がなかったため、無投票で6回目の当選が決まった。
六郷の大同衣料株式会社物流センター敷地内の選挙事務所で挙行された出陣式には、支持者らおよそ150人が集まった。
後援会の橋猛会長はあいさつで、20年前の初の町長選当時を振り返り、「ある会場で松田氏が、法隆寺の五重塔が建立以来いちども倒れていないのは、建物の中心にある心柱のおかげだという話をされた。これからの美郷町を、長くしっかりとした歴史を築く、倒れることのない町にするという思いがそこにあったと思う。松田知己をこの町の心柱として、皆さまの手で支え、引き続き町政を担わせて下さるよう心よりお願い申し上げる」と述べた。
御法川信英衆議院議員や加藤麻里県議など6人が激励の言葉を述べた後、松田氏が登壇。町の誘致企業であるモンベルの青いブルゾンに身を包んだ松田氏は、第一声で「20年間、融和と前進を軸に町政を進めてきた。合併時の住民の不安を解消するための融和と、新しい町への期待に応えるための前進。これらを実現するため中心においたのが『物心両面』。物理的な整備の充実による利便性と、それを活用して得られる町民の幸せ感という物心両面のバランスを重視し、その時々に必要な取り組みを展開してきた。目に見えない心理的な部分をいかに育むかが、取り組みを幅広くも深くもする。物心両面で美郷町がさらに成長する姿を自分に委ね、町のためにがんばらせていただきたい。これからの4年間、より良い美郷を目指してがんばっていく」と訴えた。
選挙カーに乗り込んだ松田氏は、声援を受けながら町内を遊説。午後5時過ぎに遊説から戻り、無投票当選確定の知らせを受けた支持者らから拍手で迎えられると、笑顔でこたえた。
再選を決めた松田氏は「合併20周年を経て、ここでひとつ区切りをつけ、これからは新たな気持ちで町政に臨みたい。議会の皆さんとしっかり議論を重ね、情報を共有しながら、一つひとつの政策の意義を考え、より良い施策に努めていく。引き続き、ご協力をお願いしたい」と語った。
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※写真は
花束を受け取る
万歳三唱で夫人と頭を下げる
あいさつする橋会長
集まった支持者
マイクを握り、第一声
遊説を前に
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