2025年2月11日号
理解が深まった
仙北地域企業説明会

photo  仙北地域雇用促進連絡会議(県仙北地域振興局、大仙市、仙北市、美郷町、ハローワーク大曲・角館)は5日、大曲交流センターで高校2年生を対象にした仙北地域企業説明会を開催した。10校の生徒295人が参加。採用担当者らの説明に耳を傾けた。
 説明会は、採用担当者から企業や業界の話を直接聞くことで生徒達の職業意識を高め、地元企業への就職を促進するとともに就職後のミスマッチによる早期離職を防ごうと開催。
 仙北地域の企業や公的機関、業界団体など34社が参加し、事業概要や業界についてわかりやすく説明した。今年度初の試みとして、県内の大学と専門学校7校の進路指導・就職担当者らも参加。各企業の担当者と情報交換した。
 生徒たちは建設業や小売業、製造業などの中から興味のある企業ブースに足を運び、30分ほどかけて各担当者から話を聞いた。担当者はパソコン画面や資料をもとに、自社の特色や事業内容、大まかな仕事の流れ、教育制度などを解説。生徒たちはメモを取ったり資料を確認したりしながら熱心に耳を傾けた。
 自衛隊入隊を検討していたという大曲農業高校2年の打川蓮さんは「わかりやすく説明してもらったおかげで理解が深まった。仕事内容や給与についての話が参考になった。ぜひ入ってがんばりたい」と話した。
 秋田振興建設工事部の草薙理恵工事長は「みなさん真剣に話を聞いてくれ、転勤の有無や資格取得に関することなど積極的に質問してくれて嬉しかった。建設業は人々の生活を支える大事な仕事。少しでも興味を持ってくれたら」と手ごたえを語った。
 ハローワーク大曲によると、令和6年12月の新規求人数は476人で、前年同月を17人(3・7%)上回った。建設業、卸・小売業、サービス業で人手不足を背景に求人が増加した一方、製造業は5カ月ぶりに減少。その中でも繊維製品や電子部品では、解雇者発生への対応から求人が増えた。
 新規求職者数は326人で前年同月比14・8%増。有効求人数は1421人で14カ月連続の減少となった一方、有効求職者数は1374人と3カ月ぶりに増加に転じ、今後も増加が予想される。
 有効求人倍率は1・03倍。前月を0・03ポイント、前年同月を0・10ポイント下回った。秋田労働局全体の有効求人倍率は1・24倍、厚生労働省が先月31日に発表した2024年平均は1・25倍となっている。

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※写真は
34社が参加
会社の仕組み等を解説
資料を示す草薙工事長(右)
熱心に耳を傾ける
生徒の質問に答える


詳しくは2025年2月11日(火)号をご覧下さい。
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