2025年2月22日号
今年は生酒も
酒蔵統一ブランド「宵の星々」完成

photo  酒米づくりから、日本酒造り、販売、PRまで一貫して学生が関わっている大仙市日本酒統一ブランド「宵の星々」が完成し、3月1日から発売する。大仙市と市内5つの酒蔵などが連携したプロジェクトで、今年は市誕生20周年を記念して火入れしていない生酒も販売する。  「宵の星々」は大仙市産米で醸す日本酒プロジェクトとして、秋田大学教育文化学部の益満環准教授(大仙市出身)が受け持つゼミで地域マーケティングや産学官連携、商品開発について学ぶ学生が2021年度から参加している。  出羽鶴、刈穂、秀よし、金紋秋田、千代緑の5銘柄を統一感ある「宵の星々」のラベルで売り出す同プロジェクトは2020年度にスタート。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた日本酒需要を回復するとともに、米どころで多くの酒蔵がある大仙市の農業と食のブランド力向上を目指している。  18日には道の駅なかせんで「宵の星々」新酒報告会を開いた。学生が一人ひとり老松博行市長にできたての新酒を手渡した後、今年度の活動内容などを報告した。  学生たちはインスタグラムやX(旧ツイッター)、メディアを通じた情報発信、イベントでの販売などに取り組んだ。「消費者が広告との接触機会を増やすために多くのメディアを活用した。昨年度、大手通販サイト2社の純米吟醸酒部門で第1位を獲得した。今年度の経済波及効果は約1000万円だった」などと述べた。  最後に「引き続き、酒造りのお手伝いとPRを通して大仙市の活性化に尽力する」と語った。  宵の星々は、720_g入り5本セットで9900円(税込み)。セットは生酒と火入れした酒の2種類がある。市内外の酒販店で3月1日から発売する。道の駅なかせんでは1日と2日午前9時から、秋田まるごと市場では1日午前10時から、学生たちが販売する。  今年度は「宵の星々」入り漬け汁で漬け込んだ「いぶりがっこ宵の星々漬け」を協和地域の弥栄と、「宵の星々」の上槽(搾り)で生まれた酒かすを練りこみ、昔ながらの製法で作られた「宵の酒粕飴」を宮城県の蔵王の昔飴本舗と共同企画。宵の星々を購入した人にこの開発中の商品をプレゼントする。

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※写真は
プロジェクトに取り組む学生たち(前列)
酒蔵統一ブランド「宵の星々」
老松市長に手渡す学生
スクリーンを使い活動報告


詳しくは2025年2月22日(土)号をご覧下さい。
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