2025年3月8日号 |
食と安心届ける
美郷町民生児童委が実食会で意見交換
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美郷町民生児童委員協議会(加藤堅之助会長)は2月19日、美郷町公民館ホールで2月の合同定例会を開催した。委員ら50人が出席し、同町が実施する高齢者等向け配食サービス事業について協議。実際に提供されている弁当を実際に食べ、サービス向上やメニューの充実にむけた意見を交わした。
同サービスは、調理が困難な65歳以上の高齢者世帯や心身に障がいのある世帯を対象に、栄養バランスのとれた弁当を届けるとともに、見守り活動も行う取組み。担当者が週2回、対象者本人に手渡しで弁当を届け、健康状態や生活環境に変化がないか確認する。
加藤会長はあいさつで「高齢化が進み、高齢者の1人暮らしや高齢者世帯が増加する中、今日の実食会を通して皆さんに配食サービスのメニューを体験していただき、支援を必要としている人に適切な情報を伝えていただければ」と述べた。
この日試食したメニューは、肉じゃがと白身魚のフライ、豆腐ハンバーグ、いんげんと人参のごま和えなど多彩な内容。委員らは「味付けはちょうどいい」、「肉も魚も入っているね」などと話しながら、栄養バランスや味付け、ボリュームなど様々な観点から吟味した。
鎌田誠功さん(69)は「個人的には量が少し足りないと思ったが、高齢者にはちょうど良いのかもしれない。味付けは良かった」と評価。「高齢者にとって冬場、車でスーパーに買い物に出るのは大変な時もあり、家に閉じこもりがちになる人も少なくない。このようなサービスを通じて安否確認やコミュニケーションが図れるのは良い」と話した。
定例会では、長年にわたり地域の福祉向上に尽力した功績をたたえ、同委員3人を表彰。加藤会長がそれぞれに表彰状を手渡した。
受賞者は次の通り。敬称略。
◇永年勤続功労表彰=大阪栄子、奥山一夫、橋本清和
※写真は
50人が出席
あいさつする加藤会長
多彩なメニュー
弁当を試食
味付けやボリューム等を確認
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