2025年3月13日号 |
鎮魂の祈りを捧げる
3・11を追悼式典
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3月11日。東日本大震災から14年目となり、各地で鎮魂の祈りが捧げられた。
大仙市の大曲ヒカリオ広場では追悼式典が行われ、震災発生時刻の午後2時46分にあわせて来場者らが黙とう。追悼花火が打ち上げられ、「夢あかり灯篭」にロウソクが灯された。
「3・11を忘れない〜追悼のともしびを大仙市から」と題して行われたこの行事は、FMはなびや夢灯りプロジェクト、NPO法人大曲ふれあい会、大曲農都協議会でつくる「3・11を忘れない実行委員会」の主催。被災地への思いとともに震災の教訓を見つめ直し、ここ大仙市から光を灯そうと開催している。
式典では、主催者を代表してまちづくり会社のTMO大曲の賢木新悦代表取締役と大仙市の今野功成副市長のあいさつに続き、震災発生時刻の午後2時46分。追悼の意を表して大雷10発が打ち上げられると、来場者は頭を垂れて手を合わせるなどして黙とうを捧げた。
会場には夢灯りプロジェクト(橋かおる代表)が牛乳パックで制作したほかSNSでの呼びかけに賛同した県内外の人たちによる「夢あかり灯篭」が大小450個並んだ。午後5時頃から灯篭にロウソクが灯されると、優しい光が会場を照らし出した。
橋代表は「東日本大震災発生から長い年月が経ち、どのように活動していけば良いのかと悩む時期もあったが、まだこの灯篭には力がある。被災地に届けるべきなのかなと思うので、これからも活動を続けていきたい」と話した。
式典の模様は、FMはなびで生放送された。
※写真は
祈りを捧げる来場者
式典であいさつする賢木代表取締役(中央)
思いを込めつくられた「夢あかり灯篭」
ロウソクが灯された450個の灯篭
「忘れない」の文字も
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