2025年5月20日号 |
83万人超が来場
仙北市 あきた花紀行
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仙北市が4月から5月にかけて開催した「あきた花紀行」(角館の桜まつり、刺巻水ばしょう祭り、八津・鎌足のかたくり群生の郷)の来場者が計83万8210人に達したことが明らかになった(市観光文化スポーツ部調べ)。天候不良などの影響で昨年より減少したものの、期間中は県内外から多くの観光客が訪れ、武家屋敷通りや桧木内川堤は花見客でにぎわった。
イベントごとに見ると、刺巻水ばしょう祭り(4月12日〜28日)は1万7310人で昨年に比べて6690人減。かたくり群生の郷(同12日〜30日)は3900人で、1100人減。角館の桜まつり(同15日〜5月5日)は81万7000人で、昨年より4万7000人減となった。
武家屋敷のシダレザクラは4月19日に開花し、22日に満開、25日には散り始めた。桧木内川堤のソメイヨシノは20日に開花。23日に満開となり、26日に散り始めた。
水ばしょうは4月7日に咲き始めを確認。15日に一部見頃となり、20日に全体的な見頃を迎えた。
かたくりの咲き始めは4月12日。20日には見頃となった。
角館の桜まつりは、土・日・祝日の歩行者天国や飾山囃子のステージ発表、飲食屋台の出店など様々な催しでにぎわいをみせたほか、今年初の試み「樹木医の桜ガイド」も人気を博した。樹木医の認定を受けた市観光文化スポーツ部文化財課の板橋朋洋さんがガイドを務め、角館のシダレザクラやソメイヨシノの歴史や見どころについてわかりやすく紹介。多くの参加者が耳を傾けた。
板橋さんは「皆さん興味深く説明を聞いてくださり、当ガイドにあわせてご来場下さった方もいた。詳しい解説を聞きながらの鑑賞は、ただ花を見るだけとは違う体験になったよう。初の試みで改善点も見つかったが、それらを活かして来年の桜まつりでも続けたい」と手ごたえを語った。
※写真は
満開のシダレザクラ
桧木内川堤の桜並木
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