2025年6月21日号 |
初夏の花を生ける
仙北華道連盟のいけばな展
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大仙市仙北華道連盟(後藤孝子代表)のいけばな展が7、8日の両日、仙北ふれあい文化センター・展示ホールで開催された。会員20人が出品し、初夏を彩る花々で来場者の目を和ませた。
今回は、花芸安達流とMOA山月光輪花の2流派が合作を含め20点を展示した。使用した花材は、カルミヤやリンドウ、カンパニュラ、ヒマワリ、花菖蒲、ナルコラン、ナデシコ、カスミソウ、バラなど。
3つの輪をイメージした金と銀のスリーデスクと呼ばれる花器に生けたのは花芸安達流佐々木トヨ子さんと三浦晴子さん。おめでたいときに使われる花器だといいカルミヤとリンドウ、カンパニュラで華やかに飾った。
後藤代表はクレマチスのツルとバイカイチゲ、リンドウで涼やかに仕上げた。余白を大事にしたもので川かごをイメージした花器に生けた。
来場者は新緑の枝の間から吹き抜ける爽やかな季節を感じながら、作者の思いを感じ取っていた。
同連盟では、「流派を問わず華道の発展と季節の流れを大切に会員相互の親睦をはかり継続していく」としている。
来場した女性は「美しい作品に感動した。毎年楽しみにしているいけなば展で、作品から爽やかさが伝わってきた」と話した。
※写真は
美しい作品がお出迎え
華やかな作品
思いを込めて生けた作品
ずらりと並ぶ
後藤代表の作品
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