2025年7月19日号 |
ドンパン節に挑戦
東大曲小で体験教室
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大仙市教育委員会の「地域の先生¥o前講座『民謡体験教室』」が1日、東大曲小学校で開催された。3、4年生25人が大曲民謡研究会(土田峰英会長)の会員から指導を受け、中仙地域の民謡「ドンパン節」の唄や踊り、尺八、和太鼓演奏に挑戦し、民謡に理解を深めた。
民謡体験教室は、児童が民謡特有の歌い方や手踊り、和楽器の奏法を学ぶことで、郷土文化への親しみと理解を深めてもらうのがねらい。2018年度から実施している。
体験教室は6月18日に続き2回目。初回はドンパン節の模範演奏を聴いたり唄ったりして民謡に理解を深めた。また和楽器の演奏も聴き、特徴などを発表しあった。
講師は土田会長、小田嶋旺大さん、藤井秀嶽さん、伝野幸夫さん、因幡美代子さんの5人。2回目の教室では、3グループに分かれて踊りと尺八、和太鼓をローテーションしながら練習した。
和太鼓では会員から「力を抜いて太鼓の真ん中を叩くこと。跳ね返ってきたものを1、2、3のリズムで叩くのが良い。叩くときは右手から入る」などとアドバイスがあった。
尺八の体験は音を出すのに大苦戦。尺八の角度や吹く息の強さなどを何度も変えながらようやく音が出ると笑顔を見せていた。中にはすぐに音を出せる児童もおり、友達に教えてあげていた。
踊りでは、講師から「指先をきちんと伸ばすことがポイント。下手な踊りも上手に見える」とアドバイス。子ども達は指先をピンと伸ばし繰り返し踊りを練習した。
最後は手解きを受けた練習の成果を全員で発表した。「ドンドンパンパンドンパンパン」のリズムに合わせて元気いっぱいに歌い、踊った。
3年生の安藤陽翠さん(9)は「尺八の音を出すのは難しそうかなと思っていたけど、コツを掴むと上手に音を鳴らすことが出来たので嬉しかった。ドンパン節にはいろいろな意味があり素敵な曲だと思った。お家の人にも唄って聴かせてあげたい」と話した。
土田会長は「みなさん覚えるのが早く上手だった。ぜひ、お家の人にも聴かせてあげてほしい」と語った。
※写真は
リズム良く太鼓を叩く子ども達
尺八にも挑戦
踊りを練習
民謡の服を着る場面も
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