2025年8月2日号 |
より楽しんで
階段アートに挑戦
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大仙市内の中学生が7月28日、花火伝統文化継承資料館「はなび・アム」の階段に「花火」をテーマにした絵を描き、階段アートを制作した。4校の美術部(造形部)が協力してデザインを考え決定したもので、部員たちの力作が完成した。
階段アートに取り組んだのは中仙、大曲、大曲南、仙北の4中学校の美術部(造形部)の31人。リモートで事前に「昼花火」と「夜花火」のデザインを協議し決定。この日は、はなび・アム大研修室に集まり制作に取り掛かった。
壁に映し出したデザインを、階段アート用のシールを張り下書き。各校の部員らは協力しながら塗る色を考え調整。大小さまざまな筆や刷毛を使いながら丁寧に色を塗った。
昼花火では、打ち上げ会場から見える西山や昼花火はもちろんのこと、大仙市の素晴らしさをより知ってもらおうと花館のサケや市のマスコットキャラクターの「まるびちゃん」、コスモスなどを描いた。会場に向かう花火玉を積んだ軽トラックも加えた。
夜花火では、会場で打ち上げられる花火が色彩豊かに表現されているほか、花火玉の断面も描いた。
仙北中学校3年で美術部部長の安藤凛音さん(14)は「夜花火では、花火をハートや丸にしたことで斬新さを出した。空のグラデーションや水面の反射などにこだわった。観光に訪れた人々は花火の一部しか見ていないと思ったので花火玉の断面も取り入れた。私たちの作品で大仙市や、はなび・アムが活性化してもらえたら嬉しい」と話した。
階段アートは年間約6万人の来館者が訪れるはなび・アムが、来館者により楽しんでもらおうと、市内の中学校に協力を依頼した。階段アートは同館1階と3階の階段に設置された。
※写真は
絵の具を選ぶ
シールに下書き
丁寧に
協力しながら色を塗る
昼花火の階段アート
夜花火の階段アート
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