2025年8月9日号
昼と夜をデザイン
はなびちか路を補修

photo  大曲技術専門校色彩デザイン科の学生が大曲駅前と花火通り商店街をつなぐ地下通路「はなびちか路」壁画の補修作業を行った。大仙市の「昼」と「夜」をイメージした壁画2点を完成させた。
 「はなびちか路」の壁画は平成18年、秋田県青少年居場所づくり事業として高校生有志により製作され、24年には大仙市地域づくり補助金活用事業として秋田修英高校生徒会役員が補修した。
 補修から13年が経過し、雨風や紫外線の影響により劣化が目立つようになってきたことから、青少年育成大仙市民会議大曲地域会議が大曲技術専門校色彩デザイン科に協力を依頼した。
 デザイン案は色彩デザイン科の生徒が考えた15案の中から同会議が投票で上位作品を決定。複数の作品を組み合わせてデザインを決めた。
 壁画は縦2・5b、横3・5bの大きさ。昼のデザインは虹が架かった青空に秋田新幹線こまちが飛んでいる様子をデザイン。夜は色あざやかなスターマインと「Omagari」の文字がポップに描かれている。
 約1ヵ月ほど連日作業し、1日に完成させた。デジタルデータをもとに下書きした後、複数の筆と刷毛を使って青空のグラデーションや花火の光を繊細に表現した。
 昼のデザインを考えた色彩デザイン科1年の能登谷涼さんは「大曲といえば花火が定着しており、そのマンネリを打破したいと考えていた。新幹線が空を飛んでいたら夢があるなと思い描いた。少しでも大曲の魅力が伝われば嬉しい」と話した。
 補修を依頼した同会議の佐藤久美子会長は「大曲駅は大仙市の玄関口。もともとの絵が汚れてしまっていたのでイメージアップのために大曲技術専門校に相談し依頼した。大曲らしさが伝わると思うので、ここを通る人にぜひ見てもらいたい」と述べた。

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※写真は
補修作業をする生徒
花火の光の線もていねいに
完成した昼の壁画
完成した夜の壁画


詳しくは2025年8月9日(土)号をご覧下さい。
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