2025年9月6日号 |
花火への思いを込め
郵便局窓口でプレゼント
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全国から選りすぐりの花火師が集い、光と音の芸術で夜空を彩る「大曲の花火」。その感動を全国に届けようと、今年も花火のポストカードが誕生した。
大曲郵便局(石井道信局長)と仙北中央部会を構成する12郵便局が、大曲支援学校(熊谷司校長)の児童生徒らに原画を依頼して制作。今年で3回目を迎えるこの取り組みは、全国花火競技大会「大曲の花火」と並んで、地域の夏を彩る風物詩となっている。
大曲花火ウィーク期間中の8月25日から各局の窓口で来局者に配布されたポストカードには、小学部4年の畠山我空さん、中学部2年の田口愁翔さん、高等部2年の鈴木心結さんの力作が採用された。3種類1組で計800セットを用意し、訪れた人々にプレゼントした。
芸術部に所属する鈴木さんは、部活動の時間を使って作品制作に取り組んだ。全国から訪れる来場者に「秋田へようこそ」という歓迎の気持ちを込めて描いたのは、色鮮やかな花火と秋田新幹線こまち。故郷への思いとおもてなしの気持ちが、画面いっぱいに描かれたこまちの赤と花火の印象的なコントラストで表現されている。
翌26日には石井局長らが同校を訪問し、原画を手がけた3人にお礼の品を手渡した。
石井局長は「毎年、素晴らしい絵を描いていただき、本当に感謝している。手に取ったお客様からは『こんな素敵なカードがもらえるなんて』と非常に喜ばれており、毎年楽しみにして下さっている方もいる。今後も協力しながら様々な活動を展開していきたい」と語る。
熊谷校長は「子どもたちの絵が全国各地の皆さんの手に渡ると思うと夢が広がる。絵に込めた子どもたちの夢や希望、思いがたくさんの人に届いてくれればうれしい」と話した。
※写真は
石井局長(右)と児童生徒、熊谷校長
3人が手がけたポストカード
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