| 2025年11月15日号 |
こだわりの作品ずらり
4絵画教室の合同
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大仙市川目在住の木村恭己さんが講師を務める、4絵画教室の第8回合同展が大曲交流センターで13日から始まった。油絵や水彩などで描いた会員40人の力作40点が展示されている。美しい色合いの作品が来場者の目を引いている。
展示しているのはペアーレ絵画教室「秋桜の会」、ペアーレ油絵教室「瑠璃の会」、サンクエスト絵画教室「パレットの会」、仙南絵画教室「凛の会」の受講者と講師の木村さんの作品。今年度制作したF4号からF100号までを飾った。
「瑠璃の会」に所属する田口人美さんの「雨上がりの曳航」は県展で奨励賞を受賞した作品。「港の物悲しさを描いてみたいと思い描いた。港に無造作に置かれているものの存在感をリアルに描くことにこだわった」という。
「秋桜の会」に所属する長岐博さんの作品は野生の馬を題材にした。外国の馬の写真を参考にしたもので「来年の干支は『午』なので先取りしてみた。作品は色鉛筆の水彩画で『静』と『動』を意識した」と話した。
同じく「秋桜の会」に所属する渡邊義實さんは実物を見て感動したものを作品にしている。今回は岩手県紫波町の勝源院の庭園にある「逆さ柏」(国天然記念物)を題材にした「翠の物語」を発表した。渡邊さんは「葉をどう配置するかにこだわった。葉が、青みがかった緑色なのでワンポイントで世界一美しい鳥といわれるケツァールも入れてみた」と話した。
このほかにも会場には会員が思い思い自由に描いた「白樺とタンポポ」や「水芭蕉の頃に」、「赤いカーテンとつぼ」などのタイトルで力作を展示している。
事務局を務める渡邊さんは「会員各自の様々なモチーフ作品があり、表現方法も違う。大いに楽しめる作品展になっていると思うので、ぜひ足を運んでもらいたい」と語った。
会期は16日午後4時まで。
※写真は
力作がずらりと並ぶ会場
県展で奨励賞を受賞した田口さんの「雨上がりの曳航」
初日から多くの人が訪れる
美しい色で描かれた渡邊さんの「翠の物語」
馬をモチーフにした長岐さんの2作品
赤いカーテンとつぼ
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