| 2026年5月30日号 |
華やかに練り歩く
六郷「花まつり」で稚児行列
|
初夏の緑と青空に彩られた寺町通りを、烏帽子や冠をつけた子どもたちが静々と歩んでいく。沿道に立つ人々に笑顔が広がった。
六郷仏教会(枝川慶悟会長)の「花まつり」が17日、美郷町六郷地域で開催された。稚児行列には、緑や桃色の衣装に身を包んだ子どもたち約40人が参加。保護者とともに約2`の道のりを練り歩いた。
4月8日の釈迦の誕生を祝い、全国各地で行われる仏教行事「花まつり」。同地域では例年5月の第3日曜日に催され、4?8歳の子どもたちが誕生仏に甘茶を注いで健やかな成長を願う。
参加した親子は、枝川会長が住職を務める浄光寺を午前10時過ぎに出発。途中休憩を挟みながら35分ほどかけて、誕生仏が安置された花御堂と白い象が乗る山車を曳いて歩いた。山車の象は釈迦の母・摩耶夫人が懐妊前に見たとされる吉夢―白い象が体内に入る夢―にちなんだもの。紅白の綱を握った子どもたちは保護者と並んでゆっくりと歩を進めた。
稚児行列に参加するのは今年で3回目だという8歳の女児。「前より重かった気がするけど、がんばって引いた。参加は今年が最後かも」と話し、「きれいだね」と声をかけられると「ありがとう」とはにかんだ笑みを浮かべた。
沿道で見守った60代女性は「子どもの数は減ってきているものの、それでも多くの子が集まっている。みんなかわいい。自分の子どもたちが参加した頃のことを思い出す」と目を細めた。
浄光寺に戻った後は、誕生仏に甘茶をそそぐ灌仏法要が営まれた。あいさつに立った枝川会長は、釈迦誕生の際に甘露の雨が降ったという伝説を紹介。その上で子どもたちに「みんなは今日がんばったけれど、だから偉い、がんばらなかったら偉くないという訳じゃない。生まれてきた人はみんな大事な人だとお釈迦様はおっしゃった。どんな人に会っても、相手は大事な人だということを忘れないで暮らしてほしい」と語りかけた。
※写真は
華やかな衣装で練り歩く
あいさつする枝川会長
白い象を乗せた山車
誕生仏に甘茶を注ぐ
稚児行列に参加した子どもたち
|
|