| 2026年7月7日号 |
出会いを大切に
花館小で夢授業
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花館小学校でこのほど、大仙市角間川町出身で秋田大学医学部附属病院医師の寺田かおりさんを招いて夢授業が行われた。6年生75人が夢を持つことの大切さを学んだ。
夢授業は総合的な学習の一環で実施。寺田さんは人間の細胞には37兆個もの細胞があることを紹介しながら、細胞分裂の際の遺伝子のコピーミスなどによりがんが発生すると話した。
日本人の3人に1人がなるといれる身近な病気でもあるがん。その中でも乳がんを専門としている寺田さんは「乳がんは日本の女性の中で1番多いがんで年間10万人がかかると言われている。早期発見、早期治療が大事。自分で触るとわかるのが最大の強みでもある」と語った。
治療法には大きく分けて手術と投薬の2種類があるといい「手術では女性のシンボルである乳腺を取られたら辛いと思う人がたくさんいる。少しだけ取る手術もあれば全部取る手術もある。乳房を作る手術もできる。いろいろな方法がある」と乳がんの治療はどんどん進歩しているという。
一昔前は乳がんのしこりと一緒に脇の下のリンパ節を10個〜30個取っていたものが現在は2、3個で済む新しいやり方が出てきている。「私がいま一番何とかしてあげたいと思っているのは乳がんのしこりと一緒にとるリンパ節をなるべく取らないであげること。傷の大きさが違えば、腕のむくみやすさや手術で苦しむ程度が違う。私の夢は乳がんで苦しむ患者を一人でも多く治したいし、治療の副作用で悩む患者を減らすこと。出来るだけ多くの人に小さい手術ができるような研究をしたい」と話した。
子ども達へのメッセージとして「夢は変わってもいいと思う。失敗はして当然のこと。いろいろなことに挑戦してもらいたい」と呼びかけた。
質問コーナーでは、「仕事をしていてのやりがいは」、「医師になって大変なことは」、「仕事をしている上で気をつけていることは」などの質問が出た。寺田さんは「患者さんに『ありがとう』と言ってもらえたとき」、「患者さんが苦しんでいると、早く良くしてあげたいという気持ちでいっぱいになる」、「相手にするのが不安を抱えた患者さんなので、普段話すときよりも患者さんの気持ちに配慮している」などと丁寧に答えた。
中島凜音さん(11)は「病気について悩んでいる患者さんを一人でも減らそうとしたり、一生懸命努力していることがわかった。多くの患者に寄り添っていると言うこともわかった。これから私も出会いを大切にして、いろいろなことに挑戦したいと思った」と話した。
※写真は
乳がんなどについて話す寺田さん
真剣に聞く6年生
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