| 2026年10月1日号 |
声の力届ける
第22回「いのち愛の朗読会」
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大曲朗読の会(田口靖英会長)は9月18日、大曲市民会館・小ホールで第22回「いのち愛の朗読会」を開いた。会員11人が古今の名作を朗読。趣向を凝らした演出と声の力で魅了した。
平成14年(2002年)に有志7人で発足した大曲朗読の会は、朗読の魅力を広めるべく、同16年(2004年)から「いのち愛の朗読会」をスタート。第10回公演からは大曲市民会館を会場に、音楽や絵と融合させた朗読表現に挑んでいる。
朗読会は3部構成。第一部では随筆3篇と詩、小説を朗読。第二部では絵本と童話4篇、第三部では遠藤周作の小説「沈黙」を重厚な語りで届けた。
第一部と二部の幕間にあいさつに立った田口会長は「いずれも名手と言われる書き手の作品で、心に染みる文章ではなかったか」と第一部を振り返った。第二部で披露する絵本と童話については、ノンフィクション作家・柳田邦男氏の「絵本という表現ジャンルは子どもだけでなく、年齢や世代を超えて共有できるもの」との言葉を紹介し、「素直な心で聴いてほしい」と期待を込めた。また第三部で奥田敦夫さんが語る「沈黙」について「卒寿を迎えた人間ならではの非常に深く、重厚な読み。期待してほしい」と呼びかけた。
ステージでは、作品世界を表す画像をスクリーンに映し出したり、効果音や音楽も交えたりしながら、会員たちがそれぞれの物語を立ち上げた。訪れた人たちは朗読する会員の表情やスクリーンに目を凝らし、中にはじっと目を閉じて耳で作品に浸る人の姿も見られた。
大曲地域から訪れた70代女性は「毎回楽しませてもらっている。朗読だけでなく、目でも楽しませてくれる工夫が素敵。初めて知る作品もあった。今度は本で読んでみたい」と話した。
※写真は
小説「夏の葬列」
宮沢賢治「よだかの星」
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