2026年10月20日号
「地域が教室」を合言葉に 大曲支援学校せんぼく校創立10周年

photo  秋田県立大曲支援学校せんぼく校(熊谷司校長、児童生徒31人)は10日、創立10周年記念式典を挙行した。全校児童生徒と来賓、保護者、職員など約180人が出席。地域とともに歩んだ10年を振り返り、未来への思いを新たにした。
 同校の始まりは平成25年(2013年)4月。大曲養護学校せんぼく分教室として、仙北市角館児童館内に開設された。同28年(16年)4月には旧角館南高校跡地に新校舎を設け、小学部、中学部、高等部を備えた「せんぼく校」として開校。以来、「地域が教室」をテーマに、地域の人材や資源を生かした教育活動に取り組んでいる。
 熊谷校長は式辞で「創立10周年という節目を迎えることができたのも、多くの皆さまのお力添えの賜物」と感謝を述べた。10周年を「新たな出発点」と位置づけ、「次の10年、その先の未来を見据えながら、子どもたち一人ひとりの可能性を育んでいく」と語り、地域とともに一層充実した教育を進める考えを示した。
 伊藤隆徳創立十周年記念事業実行委員長は、子どもたちの成長とともに学校も大きく前進した10年だったと振り返った。支えとなったのは、子どもたちに寄り添う教職員、温かく見守る地域の人々、ともに悩み喜んできた保護者ら、学校に関わった全ての人だと感謝し、「ここからまた新しい物語が始まる。築いてきたものを礎に力を合わせ、支え合うことで、子どもたちにとってより良い未来と時代にあった新しい歩みを続けていける」と力を込めた。
 児童生徒会の伊藤新会長(高等部3年)は、日々たくさんの人と関わりながら楽しく学んでいると話し、安心して学校生活を送れるのは、支えてくれる地域の人たちのおかげだと述べた。「この記念すべき節目を笑顔で迎えることができ、とてもうれしい」と喜び、「さらに未来へと羽ばたいていけるよう、これからも全校で力を合わせ、がんばっていく」と決意を示した。
 式の最後は、全校児童生徒による校歌斉唱。秋の日が差しこむ体育館に歌声が響いた。  教育や医療、学校生活、文化の各方面で同校を支えてきた7人と1団体に感謝状が贈られたほか、会場後方には同校の歩みをたどるパネルや在校生が手がけた作業学習製品、記念フォトフレーム、10周年を祝う「バースデーケーキ」などを展示。出席者はパネルの写真を眺めながら思い出を語り合っていた。

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※写真は
式辞を述べる熊谷校長
全校児童生徒で校歌を斉唱

詳しくは2026年10月20日(火)号をご覧下さい。
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